新里史跡巡りに出かけました
10月9日(日)、3連休の中日にあたる日曜日、赤城ロータリークラブ主催の新里史跡巡りの旅に参加させていただきました。2週間前に新里総合センターで歴史講演会がありましたが、その第2弾です。たくさんの方が参加し、新里総合センターをスタートして、7kmの道を参加したみなさんと歴史散策をしました。
わが新里北小学校の子供たちも、3班でエントリーして7kmの歴史散策にチャレンジです。どの子供も日曜日の大切な時間ではありましたが、新里の歴史に興味を持ち、たくさん新里の良さを見つけていました。
まず、到着したのは「武井廃寺跡」です。昔、ここにお寺があり、そのお寺の柱を支えていたといわれる石の基礎があったと考えられていましたが、実はここも古墳があり、現在では丘陵の八角形の古墳があったことが分かっているそうです、そして次は、「中塚古墳」です。
「中塚古墳」ですぐに分かる、大きく口を開けているのが石室に通じる入口です。中に入ることはできませんが、安山岩んを加工して作った切石積による横穴式両袖型石室であり、古墳時代の末期(7世紀後半)のものです。これも、大切な群馬県指定史跡です。
そして、次は、なんと新里中央小学校の中にある「小林天神古墳」です。天神古墳は別名「天神山古墳」ともいわれ、かつて墳丘上に天神様がまつられていたことからこの名前が付いています。子供たちの後ろ側の石室にはたくさんの埴輪が出てきており、貴重な文化財となっています。
新里地区を歩いていると、ふだん何気なく通過してしまう道上にも、たくさんの歴史を持つ史跡があることに、あらためて気づかされます。新里探検隊として今回参加した子供たちも、「へ~っ、ここって、すごいとこなんですね!」と感心していました。
ここは、新里地区に住む子供たちであれば、1度は訪れていることがあるだろう「山上城跡公園」です。きれいに芝が刈られています。段ボールを尻に敷いてそりをしたことがある子供がたくさんいるはずです。とても広いですね。そして上の方のこんもりした木が生えている場所に、「山上城」の本丸がありました。
子供たちにとっては、歴史より休憩時間のレクの方が楽しそうです。遊具があるので、10分間の休憩中に汗だくになって遊んでいました。今度、学校の遠足で、また来て、存分に遊びましょう!
今日の史跡巡りの最終到着地の「多重塔」です。「やったー!到着!」と喜びのピースサインの女の子です。ここまで3.5km、よく歩きました。幼稚園、保育園の子供もいましたので、みんな頑張りました。
講師の加部先生から、「多重塔」の説明を熱心に聞く子供たちです。「新里には、すごい歴史的な古墳や石碑がいっぱいあるんですね」と感心する女の子でした。将来は「歴女」でしょうか?
今回の史跡巡りを企画してくれた「赤城ロータリークラブ」のみなさんです。お忙しい中、楽しい企画を実行していただき、本当にありがとうございました。子供たちを含め、わたしたちも、新里地区の良さを再認識する機会となりました。あらためて感謝申し上げます。
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