4年が福祉体験を行いました
今日は、桐生市社会福祉協議会の「かるがもの会」の方々お招きして、4年生の子供たちが『福祉体験』を行いました。これまで、コロナウイルス感染症の影響で、学校での福祉体験もできなかったと話してくれました。
体育館の中で、目の見えない方の誘導の仕方や車椅子の乗り降りの仕方を教えてもらいました。どの子供も車椅子に乗るのは初めてです。ちょっと緊張してしまっている子もいましたが、丁寧に指導してもらいました。
体育館の外では、たくさんの車椅子が待機してます。この授業のために、社会福祉協議会の方が新里北小学校の子供たちのために貸してくれました。「見かけることはあるけど、実際に乗るのは初めてだよ」という子ばかりです。
校舎内の廊下ではブラインドウォークを始めています。「目が見えないのは、たいへんなことだな!!歩くのが怖く感じるな…」見えない中で一人で歩くのは、やはりたいへんです。誰かに助けてもらうことのありがたさを感じる瞬間です。
建物の中で移動するときに、意外と怖いのが階段です。上りでは段差につまづくことがあったり、下りでは踏み外したりしてしまいます。どちらも、思わず起こることなので、本当に怖い体験です。「階段は、あと3歩だよ、もう終わるよ」などと声をかけてもらえると、本当に安心です。
校舎内から体育館へ戻るときにも、すのこの板のわずかな段差につまづきそうになります。「おっと、あぶない!気をつけてても怖いよ!」これも、本音ですね。「でも、体験でこれだけ怖い思いをするのだから、目の見えない人は、本当にたいへんなんだろうな」と言っている子供もいました。よくぞ気づきました。そうなんです。ここに気づいてくれたのは、これから考える『福祉』について大切な視点であると思います。
全員が、ブラインドウォークと車椅子体験を終えて体育館に戻った後、次は「高齢者疑似体験」です。軍手を2枚はめて物をつかみづらくするのと一緒に、特別なメガネをして見づらくします。「さあ、これで、お皿の上の豆をはしでつかんで、別の器に入れてね」と言われ「これっ!とってもつかみづらいよ!」と悲鳴が上がります。「年齢が上がると、物が見づらいのと同時につかみづらいのがよくわかったかな」そうですね。これは、なんとなく私もよく経験上分かるように思います。本日、新里北小学校の4年生の子供たちの『福祉体験』に協力いただけた、社会福祉協議会のみなさん、かるがもの会のみなさん、そして、ボランティアで参加していただけた保護者のみなさん、本日は子供たちのためにありがとうございました。
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