サイエンスドクターによるプログラミング授業が行われています
桐生市では、教育委員会と群馬大学理工学府(大学院)が連携して、「サイエンスドクター事業」が実施されています。簡単にいうと、理科の専門家である理工学府の学生さんに協力してもらい、理科をもっと好きになるワクワクする実験や授業を行うものです。
新里北小学校では、写真の猫型ロボットの「コーディーロッキー」(とってもかわいい!ものです)に、iPadからプログラミングデータを送信し、命令通りに動かすといった「プログラミング授業」を行ってくれました。
最初は、恐る恐るさわっていましたが、慣れてくると、もうどんどんプログラムをiPadから発信します。「あっ!できた!」「お~!動いたよ!すげ~!」と大はしゃぎです。「さあ、次は、みんなにミッションをあたえるよ!」とサイエンスドクターの先生から指令が子供たちに出ます。
「う~ん、ここをこうして、次に、このプログラムを入れれば、『にゃ~ん』ってなくはずだよ」なかなか手ごわいミッションのようですが、子供たちはものともせずに続けていきます。「さあ、どうだ!」
最後は、単独の動きではなく、コース上を右に左に、指示通りに動かし、途中で、1回転したり、なかせてみたりといろいろな指令をプログラムしていきます。何度も考えたり、やり直したりして、最後は目的のミッションの動きを完成しました。できあがったときは「ヤッタ~!」とみんなで手をあげて喜んでいました。
こちらは、6年生の子供たちです。「ここは、こっちの方がいいんじゃない?」「う~ん、ここは2.0秒じゃなくて、2.5秒の方がより正確になるんじゃないかな?」なかなか高度な会話になってきました。入力したデータの動きがとても楽しみです。
だんだんプログラムが高度になっていき、コース図もさらに複雑になっていきます。しかし、それをものともせずにプログラミングを進めていきます。最後は、コーディーロッキーの顔のデザインまで、自分たちで作ってしましました。お見事!
サイエンスドクターの先生は、決して答えを簡単に教えてはくれません。子供たちが試行錯誤して、正解にたどり着くのを、じっくりと見守ってくれています。けれど、これが一番、大切なのではないかと思います。子供たちは、自由な発想で、どんどん試行錯誤しながら解答を導き出そうとします。これこそが自ら学ぶ姿勢だと思います。子供たちに素晴らしい学びの機会を与えていただいた、桐生市教育委員会のみなさまとご協力いただいた群馬大学理工学府のサイエンスドクターのみなさまに、心より感謝申し上げます。
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