新里巡りに行きました
今日は、GW(ゴールデンウィーク)の真っただ中の5月3日です。憲法記念日で、学校はもちろんのこと、日本国じゅうがお休みです。そして、とってもいい天気です!自由に時間をたくさん使える機会は、ふだんはあまりないので、今日は新里地区で行ってみたかった場所に行ってみました。
欲張ってはいけないので、今日は、前からぜひ一度、行ってみたかった『新里のサクラソウ群生地』に行くことにしました。ポイントになる場所は、桐生市で指定されている『板橋のサクラソウ公園』と、県で指定されている『新里サクラソウ群落』です。
最初は、桐生市で指定されている『板橋のサクラソウ公園』に出かけて見ました。あっ!あります、あります。可憐な紫色のかわいい花をつけた『サクラソウ』です。でも、残念ながらあまり数はありません。
この『板橋のサクラソウ公園』で、環境保護をしながら、『サクラソウ』を見守っている方々がいたので、お話を聞いてみました。みなさん、新里地区にお住いの方々です。長原さん、栗原さん、そして、境野さんのお三方です。みなさんは、長年、この地区で文化財保護協会員として、『サクラソウ』の自生地を守り続ける活動をしていると話してくれました。
長原さんは、「今年は、例年より温かかったので、花の咲くのが早かったんだよ」と話してくれました。「でも、たくさん咲いているところが見たければ、上の赤城山の『新里サクラソウ群落』に行くといいよ。ここよりも標高が高いので、まだ、けっこう咲いているよ!」と教えていただきました。
なるほど、せっかく来たのだから、それなら行かない手はないなと思い、もう少し標高の高い『新里サクラソウ群落』に行ってみることにしました。あります、あります。かわいいのぼり旗がゆらめき、観光にやってくる人を待ってくれていました。
あっ!ありました!話に聞いた通り、一面に『サクラソウ』が咲き乱れています。けれど、このかわいい『サクラソウ』ですが、昭和62年の夏には、集中豪雨により自生地内が冠水(水びたし)になり、さらに降った大量の雨が濁流となり、多くのサクラソウが流失をしてしまったのだそうです。
しかし、新里地区のサクラソウを守ろうと、その当時の文化財保護協会員や老人会の方々が、懸命に復旧作業を行い、ようやく元の状態を取り戻すことができたということでした。みなさんのおかげで、現在は、年間で多いときには10000人を超える見学者がある、すばらしい名勝となっています。今日、お会いすることができました、新里地区の長原さんをはじめとする文化財保護協会員のみなさんのこれまでのご苦労は、計り知れないものがあります。本当にありがとうございます。微力ながら、ブログ等でその活動の様子をお伝えし、少しでもお役に立ちたいと思いました。今後も、子供たちが見学等で訪れた際には、よろしくお願いいたします。さあ、次は、どこへ行こうかな?ぜひ、また、新里地区のいい所を載せるので、見てください!
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