善行少年を発見!
今朝も、いつものように新里北小学校の坂の下で旗振りをしていました。あっ!今日も、元気に板橋方面から子供たちが来るのが見えました!これまた、200m前くらいから、手を振ってあいさつをします。「おはよう!今日もいい天気だね!」
2番目の板橋方面からの登校班がやってきます。「おはよう!今日もいいことが起こるかな?」と言うと、子供たちが「校長先生!たいへんです!板橋の信号の近くで、お金が落ちていました!」と伝えてくれました。
「えっ!そうなの?」と半信半疑で「いったい、いくらだったの?」聞くと、なんと!5000円だそうです。「それで、そのお金、どうしたの?」と聞くと、「そのまんまにして来ちゃいました!」と伝えてくれました。「でも、次の班が拾って来ているようです」
ようやく、次の登校班がやって来ました。「お金が落ちてたと聞いたけど、どうしたの?」と聞くと、「はいっ!無事、救出してまいりました!」と伝えてくれました。確かに樋口一葉さんです。だいぶ、風雨に打たれ、泥にまみれてお顔が汚れちゃっていますが、間違いなく樋口一葉さんです。新里北小学校の子供たちは、本当に素直で優しいです。そして、何より正直です!
「校長先生、このお金はどうなるんですか?」と聞いてくれたので、「これは、拾得物として学校から警察に届けます。教頭先生に、お願いして交番へもっていってもらいますね。なくした人が出てきて、無事にもとにもどればいいですね」と話しました。「そうなんだ!今度、拾った時には、警察に届ければいいんですね!」と言ってくれたので、とっても安心しました。子供たちにとっては5000円は、額にしてとんでもない高額なお金です。もし、一人でこんな場面に遭遇したら、誰もが自分のものにできたらいいなと思う気持ちと戦うことになるのではないかと思います。でも、こうして、拾ったものはきちんと届けて、持ち主が見つかるまで警察に保管してもらうことも学んでくれたようです。すばらしい善行少年少女の集まりをみて、われながら本校の子供たちを頼もしく思った一日でした。これも、日頃から、ご家庭での子供たちへのご指導の賜物であり、あらためて、新里北小学校の子供たちと保護者のみなさんを誇りに思いました。
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